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ついに連休に入った。
昨年はA/H1N1発生で忙しかったが、一昨年も十和田湖と野付半島、女満別湖でH1N1で感染死した白鳥が相次ぎ、ウエブでの情報集積と発表、マスコミ取材でものすごく忙しかった。お役所勤めの身ではあったが、連日2、3時間の睡眠であった。
日本の連休は官公庁も休むので危機管理上問題が残る。保健所などは連絡が取れないところも出てくる。
ある記者さんが言っていたのだけど、昨年の連休明けに某国立機関の記者会見で、連休明けでまだ情報が集まっていないから、お手柔らかにお願いする等と前置きをして説明した担当者がいたという。
海外では連休ではなかったから情報は数日間で相当集積していたはずだが、所員がほとんど休暇でいなかったということなのだろうか。
でもSARSの頃よりはまだ増しかも知れない。2003年当時にはWHOの発表すら日本語で伝えるウエブはなかった。当方は毎日でるWHO報告を訳してウエブで紹介していたものだ。
対策を検証する会議の第3回会合が28日、都内で開かれ、水際対策や公衆衛生、サーベイランスについて議論、専門家からは「大規模な学校閉鎖は感染拡大のスピードを抑えるのに有効だった」などの意見が出た。共同通信の配信ニュースによる。
何度も説明するが流行が終息するのは、1)易感染層の多くが感染、またはワクチン接種で免疫を獲得する、2)当該ウイルスの感染特性に適する環境気温が変化する(気温が上がりすぎるか、下がりすぎるか)、等が原因となる。
インフルエンザ流行=
当該ウイルスに感受性を示す人々の存在
当該ウイルスの感染特性に適した環境気温
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休校や学級閉鎖が及ぼす効果は、集団内における感染速度を抑えることは上げられるが、逆に欠点として、集団内における流行を遷延化させることと、家庭への負担が大きくなることである。
学校内での流行は、感染者の早期の欠席と、飛沫感染の徹底的予防で抑えられる。
すなわち子供達が2メートル以内に集まることを防ぐ。クラスにおける座席配置の工夫、校内における集団化の規制など。
実際に頻繁に学級閉鎖した場合の意義はあったのだろうか?
札幌や東京等の大都会では流行期間は短かったが、地方ほど遷延化していた理由は分析されたのだろうか?
3人程度休むごとに学級閉鎖を繰り返すという馬鹿げたことが行われた。学級を閉鎖することでどのような意味があると考えたのだろうか?
休校などの措置で流行を遷延化させる目的は何なのだろうか。
その間にワクチン接種でもするというのなら意味はあるかも知れない。
91年前のスペインインフルエンザ発生時のセントルイス市での対策を見習っているのでだろうか。
短期間に流行を終息させる対策の方が現代では意義があるのではないだろうか。
軽症のインフルエンザの場合は特にそうだと思う。
重要なのは医療機関の態勢である。特に小児科と重症者収容のためのICUベッドとスタッフ。
6~8月のオーストラリアとニュージーランドの状況で、小児の感染者数は激増して医療機関が混乱するすることは分かっていたと思うが、そうした状況に対する態勢は整えていたのだろうか。管理人は何度もこのウエブで注意を喚起した。
・保護者に対する情報提供は十分されたか?--大多数は軽症である
・医療機関における外来および時間外の体制の強化を行政は早くから推し進めたか?
・教育機関で発病者が出た場合の体制。気軽に休校・学級閉鎖を考えるのではなく。
発病者の早期隔離と家庭への連絡。
発熱、咳、鼻水などの症状を呈する児童の厳格な欠席
校内で集団化の防止
医療機関の体制強化と、一般社会に対する流行インフルエンザが軽症であることの情報提供が最も必要であった。重症者の発生確率とハイリスク者については5月には分かっていたと思う。死者の情報だけが全面に立つとパニックの原因となる。
現在でも情報は不足しているのに関係者は気づいているのだろうか?。
今、海外に向かう人々へ地域の保健機関はどのような注意を与えているだろうか?国内ではA/H1N1ウイルスはどのような状態で感染を広げているだろうか?
突然流行病が発生した場の医療機関における体制は、今回のA/H1N1を経験して、行政的にどれだけ検討されたのだろうか。
この連休中に、新たなインフルエンザが突然発生した場合、昨年よりも手際よく態勢は整うのだろうか?
まさしくインフルエンザとの戦いである。
| 休校・学級閉鎖-->流行の遷延化-->医療機関の単位時間の負荷量減少、しかし負荷量が増した期間は長引く |
今回のA/H1N1インフルエンザが、休校等の対策で流行を遷延化させる必要であったのかは疑問である。
もしスペインインフルエンザクラス、またはH5N1インフルエンザクラスならどうなるのであろうか。学童は集団で田舎に疎開でもするのだろうか?
インフルエンザのリスクに応じた対応が必要と考えられる。
”新型インフルエンザ”なのだから、そこまでの措置が必要だったと考えていたとしたなら、そのポイントの検証が必要となる。新型インフルエンザって、何?
新型インフルエンザだったから重症者が出た。そしてその内容は…、的分析をするのも必要ではあるが、大多数の軽症者の症状と状況、そのうちどの程度の人々が医療機関を受診したのか、さらにどの程度が抗インフルエンザ薬を服用したのか等、解析すべき重要課題はある。
それが明確にならないと今後の対策を考えることは難しい。
アジアインフルエンザの際の状況を分析しただろうか?意味のない休校、”欠席者が多いと集団下校”が繰り返された。高齢者の肺炎死亡が相次いだ。抗生物質の種類は豊富ではなかった時代だ。
ほとんどの家庭には母親がいた。多くの開業医師は往診をしていた。
そんな時代だった。
妙なことにアジアインフルエンザのことを記憶している人は以外と少ない。それほど社会的インパクトは大きくなかったようだ。
オーストラリアのCSL社が、小児で副作用が多発したワクチンは特定のロットではないと発表した。ワクチン全体の特性による可能性が出ている。
250人以上の発熱と嘔吐を呈した小児。50人が痙攣を生じている。1人が死亡の可能性がもたれている。
ニュージーランドでは3月から接種されているが、少なくとも4人以上で熱性痙攣が起きているようだ。
ワクチンはA/H1N1インフルエンザを含む季節性インフルエンザワクチンである。有精卵で培養されて製造されている。
H5N1鳥インフルエンザ発生状況のまとめ(4月29日段階)
H5N1ウイルスが検出された国とその最終日付
中国本土で検出されてないのは、妙に白々しい。
エジプトでは当然家きんでウイルスは検出されると思うが、報告されていない。
今年に入ってから人での感染者が報告されている国。
エジプトは異常に多く、インドネシアは異常に少ない。
韓国のソウルの研究チームからの報告。
米国の医師も以前に発表していたが、A/H1N1感染者で発熱の頻度は半数程度であり、CDCの症例定義に従っていると、診断を違えるという。
流行初期に入院してPCR検査を受けて診断が確認された患者44人の臨床症状を分析した。もっとも多い症状が咳で34/44(77.3%)、続いて発熱23/44(52.3%)、鼻水または鼻づまり22/44(50%)となっている。
発熱を基本にA/H1N1感染の有無を考えてきたが、実際には多くの感染者が存在したと言える。
機内検疫や空港におけるサーモメーターでの発熱チェックが、いかに意味が無いか理解される。
香港保健省がインフルエンザ週報を更新した。第17週(4月18日~24日)。
散発的にA/H1N1感染者は出ているが、流行の再燃の兆しはない。
この週は重症者も死者も出ていない。
インフルエンザ専門外来を受診した患者数を示しているが、この半年間増加傾向はない。
香港では毎週のようにA/H1N1重症者と死者が出ているが、今週は出ていないようだ。
両者とも減少傾向にある。しかし香港ではウイルスが消えることはないようだ。
本夕に、南半球のオーストラリア、ニュージーランド、北のアイルランド保健省からインフルエンザ情報が発表された。
南半球では未だ流行の兆しはないようだ。
アイルランドでもインフルエンザ患者の発生は見られていない。
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